中国、水深3000m超の深水3次元地震探査を実施

2023年12月27日

　中国海洋石油集団有限公司は21日、中国の大型深水物理探査船「海洋石油720」が「海経」曳航式地震探査システムを搭載し、珠江口盆地で2600平方キロにわたる3次元地震データの収集を初めて実施したと明らかにした。今回は中国が初めて実施した水深3000メートル以上の深水3次元地震探査作業で、中国独自の海洋探査技術が進展したことを示している。科技日報が伝えた。

「海経」は中国が独自に開発・製造した初の海洋曳航式地震探査・収集設備で、その超低周波・高精度の3次元地震データ収集能力により、深水深層や複雑な地質構造の「3D立体図」を正確に描き出し、超深水分野の油ガス探査能力を大幅に高める。今回の作業は珠江口盆地の超深水エリアで行われた。同エリアの平均水深は約2000メートルで、最大作業水深は3500メートルに達した。探査目的層の最大埋設深さは5600メートルで、中国の海洋3次元地震探査作業の最大水深記録を更新した。

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