重慶電力交易中心有限公司によると、中国チベット自治区のグリーン電力がこのほど初めて重慶市に送電された。規模は276万8000キロワット時（kWh）。これにより、チベット自治区の新エネルギー利用水準を高め、「蔵電外送」（チベットの電力を自治区外に送電）を活性化し、重慶がチベットのグリーン電力を大規模利用する道を開いた。新華社が伝えた。
今回の送電は、国網重慶市電力公司が手配と取引を行った。同社関係者によると、重慶市は23年のグリーン電力取引年間目標をすでに達成し、11月末現在のグリーン電力取引決算電力量は累計8億4700万kWhで、市内422社の電力ユーザーと17社の売電企業に利益をもたらした。国網重慶市電力公司は今後もより多くのグリーン電力の送電を促し、新エネ技術の研究開発と導入を強化し、クリーンエネルギーの利用効率を高めていく。