中国人民銀行(中央銀行)の張青松副総裁は、2023年12月28日に開かれた国務院政策定例説明会で「現在、中国には商業銀行が4000行以上、決済機関が180社以上あり、1億6000万の経営主体と億単位の消費者の決済ニーズを効果的に満たしている。中国の個人の銀行口座保有率は95%を超え、中高所得経済国における平均水準を上回り、モバイル決済普及率は86%で世界トップになっている」と述べた。
張氏はまた「人民元国際決済システム(CIPS)は111カ国・地域が参加し、業務は182カ国・地域をカバーしており、人民元利用の国際化に力強く寄与している」と紹介した。
張氏はさらに「中国の決済分野におけるハイレベルの双方向開放が安定的に拡大している。開放と協力を堅持し、国際決済システムの構築を持続的に推進する。そして国際モバイル決済の円滑化を安定的に推進し、海外の人が中国で働く・生活する・観光する場合の決済の円滑化レベルを向上させる」と語った。