2024年01月09日-01月12日
トップ  > 科学技術ニュース >  2024年01月09日-01月12日 >  中国の新エネ車炭素排出削減量、24年は1億トンを超える見込み

中国の新エネ車炭素排出削減量、24年は1億トンを超える見込み

2024年01月09日

 このほど開かれた「中国電気自動車百人会フォーラム(2024)」の記者説明会で、同会の張永偉副理事長兼秘書長は、中国の新エネルギー車産業の新たな特徴を紹介した。科技日報が伝えた。

 張氏は「24年の世界の新エネ車販売台数は2000万台を超え、中国はその60%を占める見込みだ。中国は世界の新エネ車産業のバロメーターになる。バッテリーやモーター、スマートコクピットなどの重要技術と生産水準は世界をけん引し、電気自動車の平均航続距離は460キロを超えており、数多くの新技術が中国で誕生し、活用されている」と述べた。

 中国の新エネ車企業は市場で重要な地位を占め、新エネ車産業チェーンの地位もさらに向上している。専門家は、24年における中国の動力バッテリーや材料の出荷量が引き続き世界の50%以上を占め、国際協力や海外での現地生産が加速すると予測している。

 張氏は「新エネ車はグリーンエネルギー、人工知能、インターネット、ビッグデータなど複数の革新技術を融合させており、すでに新技術応用の重要な実行主体となり、グリーン低炭素発展の機能を十分に発揮している。24年の中国の新エネ車保有台数は3000万台に迫り、うち電気自動車が約80%を占める見込みだ。23年1~10月の全国の新エネ車炭素排出削減量は6876万トンに達し、24年は1億トンを超える見込みだ」と語った。

 
※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます