2024年01月09日-01月12日
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中国、南極アムンゼン海に生態水中ブイを設置

2024年01月12日

 中国第40次南極観測隊は北京時間6日、南極・アムンゼン海で深水生態水中ブイの設置に成功した。これは中国が初めて極地で設置した生態水中ブイとなる。新華社が伝えた。

 観測隊の王金輝副隊長は「水中ブイの生態センサーは重点研究開発プロジェクトを活用して独自開発されたもので、光学・音響学的手段により上層海洋のオキアミの長期間探査を行う。この水中ブイの設置水深は約3000メートルで、1年間の設置を計画し、オキアミの長期間データや関連する生態環境のパラメータ・データを収集する」と説明した。

 生態水中ブイの設置は、南極のオキアミの季節的な分布の特徴をより良く把握し、世界的な温暖化による南極の主要生物個体群の状態や気候変動の潜在的な影響を分析し、南極の海洋生態系保護に科学的な根拠を提供する。

 中国第40次南極観測は中国自然資源部(省)が計画。極地科学観測砕氷船「雪竜号」「雪竜2号」と各観測基地で一連の総合調査・モニタリングを行い、世界的な気候変動における南極の役割を研究する。

 
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