中国石油化工集団新聞弁公室は9日、同社が重慶市梁平区に設置した試掘井「興頁9井」からシェールオイルとシェールガスが大量に産出されたと明らかにした。シェールオイルの1日当たり生産量は108.15立方メートル、シェールガスは1万5800立方メートルとなっている。今回の産出は、四川盆地シェールオイル・ガスの探査範囲を効果的に広げるもので、中国石化が四川盆地で新たな1億トン級原油資源を発見したことを示している。科技日報が伝えた。
四川盆地は根源岩の変化の程度が高く、資源は天然ガスが中心となっている。同盆地の2022年の原油・ガス生産量は国内3位だったが、原油生産量はわずか11万9000トンだった。
中国石化勘探分公司はここ数年、大学や科学研究機関と協力し、同盆地のシェールオイル・ガス探査を持続的に強化。地質理論の理解を高め、陸上頁岩の総合評価体系を改善させた。当初、原油やガスの発見が困難とされていた地域で探査を行い、最終的に「興頁9井」における産出を推進した。