2024年01月15日-01月19日
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中国初の1万トン級難燃性リヨセル繊維生産ラインの稼働試験が成功

2024年01月18日

 通用技術集団傘下の通用技術高新材料集団有限公司でこのほど、難燃性リヨセル(Lyocell)繊維1万トン級生産ラインの稼働試験が成功した。同様の生産ラインが稼働したのは中国で初めてとなる。科技日報が伝えた。

 同生産ラインは、中国紡績科学研究院有限公司が一体化技術の研究開発を担当し、独自の知的財産権を持つ。

 中紡院「難燃性リヨセル繊維」プロジェクトの責任者である程春祖氏は「難燃性リヨセル繊維はハイテク繊維新材料で、新型バイオベース繊維として安全で環境に優しく、内在的な難燃性があり、吸湿性と通気性が優れ、高い強度を持つという特徴がある」と説明した。

 難燃性リヨセル繊維は複数の分野に応用可能で、市場で明るい見通しを持つ。消防防護分野では、消防・救助用の服、防火マスク、防火インナーなどの製造に使用でき、特殊防護分野では、石油化学工業の難燃服、電力業界の防護服、石炭・冶金業界の難燃性防護服などの製造にも使用可能だ。

 プロジェクトチームは長年の取り組みを経て、難燃性リヨセル繊維専用の難燃剤と、均等で安定した分散システムを独自に設計・開発した。

 
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