2024年01月15日-01月19日
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量子コンピューター「悟空」、3万回以上の演算を行う

2024年01月19日

 中国安徽省量子計算工学研究センターによると、中国が独自開発した第3世代超伝導量子コンピューター「本源悟空」が、6日のリリースから15日午前10時までに、すでに3万3871回の演算を行った。世界60以上の国・地域からの「悟空」へのリモートアクセス回数は35万回を超えている。中国新聞網が伝えた。

 「本源悟空」は本源量子計算科技(合肥)が開発。同システムは72ビット超伝導量子チップ「悟空芯」を搭載し、現在中国で最も先進的な超伝導量子コンピューターとなっている。

 本源量子計算クラウドプラットフォームの責任者である趙雪嬌氏は「同量子コンピューターはリリース後、世界のユーザーに期限付きで無償で開放され、世界の量子計算を受け入れている。15日午前10時現在、世界60以上の国・地域からの『悟空』へのリモートアクセス回数は35万回を超え、さらに増え続けている。米国やブルガリア、シンガポール、日本、ロシア、カナダなどのユーザーがリモートアクセスしており、米国の登録ユーザーが最も多い」と述べた。

「悟空」OSの開発チームの責任者で、安徽省量子計算工学研究センターの竇猛漢氏は「『本源悟空』はこれまで計3万7666回の演算を受け入れており、うち3万3871回が完了した。あとは順番を待っているところだ」と語った。

 本源量子は中国初の量子計算会社で、中国科学技術大学に端を発する。中国のユーザーに第1世代、第2世代の超伝導量子コンピューターを引き渡しており、中国初の量子チップ生産ラインを稼働させている。

 
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