中国の貴州貴安発展集団はこのほど、「貴州スマート産業新エコシステム共同建設フォーラム」で、「東数西算」(東部地域のデータを西部地域で保存・計算すること)デジタルスマートプラットフォームを始動した。同プラットフォームは中国全土に計算能力サービスと計算能力製品を提供し、保存・計算、レンダリング、トレーニングなどにおける応用とサービスを実現する。中国新聞網が伝えた。
「東数西算」プロジェクトは2022年に中国で始まった。貴州省は8カ所の国家計算能力ハブノードの一つに選ばれ、貴陽市貴安新区は重点的に建設される10カ所の国家データセンタークラスターの一つになった。貴安発展集団「東数西算」デジタルスマートプラットフォームには、貴安大規模モデル管理プラットフォーム、貴安国家ハブノード計算能力ネットワークプラットフォーム、貴安発展クラウドプラットフォーム、貴安BIM生産管理プラットフォーム、貴陽貴安都市鴻蒙ホログラフィックセンシングプラットフォームが含まれる。
貴安国家ハブノード計算能力ネットワークプラットフォームは、貴安の「クラウド・デジタル・ネットワーク」クラスターの優位性を十分生かし、計算能力の測定、センシング、ルート、取引、配列などの統一的な標準・規範を制定し、地域の計算能力・ネットワークの統合を目指している。計算能力・ネットワーク一体化の「貴安スタンダード」を共同で推進し、計算能力・ネットワークプラットフォームを通じて、貴安の計算能力とそのサービスを各地に展開する。
貴安大規模モデル管理プラットフォームの面では、貴安発展集団は華為(ファーウェイ)の「雲(クラウド)盤古」、科大訊飛(アイフライテック)の「訊飛星火」大規模モデルを導入し、昇騰AIの計算能力の導入を基盤として、中国初の多元的で構造の異なる大規模モデル管理プラットフォームを構築。柔軟で使いやすく、持続的に進化可能な「ワンストップ大規模モデル管理プラットフォーム」を構築し、他の大規模モデルが貴州を拠点として産業化を進めるための専門サービスを提供する。
貴陽貴安都市鴻蒙ホログラフィックセンシングプラットフォームは「鴻蒙+AI」に基づき、貴州省初の標準的かつ規範的で統一したインターフェースのセンシング管理プラットフォームと、貴州省の新型都市センシング体系を構築し、都市環境や設備、人員、事案などの全面的なセンシングを実現することにより、都市のすべてのモノをスマートに相互接続させ、都市にセンシング・思考・進化可能な能力を持たせる。