2024年01月22日-01月26日
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「天目1号」気象衛星群がネットワーク構築をほぼ完了

2024年01月22日

 中国航天科工航天系統公司はこのほど、「天目1号」気象衛星群の太陽同期軌道業務サブ衛星コンステレーションがほぼ完成し、数値天気予報システムと業界ユーザーに詳細な衛星気象観測データサービスが提供できるようになったと明らかにした。科技日報が伝えた。

「天目1号」気象衛星は同社傘下の航天天目が開発を牽引。高度520キロの太陽同期軌道を周回しており、全23基の業務衛星が安定的に稼働している。1月5日に打ち上げられた最新の4基も稼働しており、他の軌道上の衛星とともに太陽同期軌道業務サブ衛星コンステレーションを構成している。

「天目1号」気象衛星群は北斗、GPS、GLONASS、ガリレオという4つの測位システムに対応する北斗・GNSS(汎地球測位航法衛星システム)商業リモートセンシング観測衛星コンステレーションで、GNSSリフレクトメトリ、大気掩蔽、電離圏掩蔽の一体化観測を実現し、24時間体制で観測できる。海面の風や海氷、土壌湿度、および大気の温度、湿度、圧力、電離圏電子密度プロファイルなどの環境要素をリアルタイムで取得できる。

 
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