2024年01月22日-01月26日
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四川・重慶共同建設実験室の第1弾が承認

2024年01月22日

 中国四川省科学技術庁と重慶市科学技術局はこのほど、「四川省と重慶市による重点実験室の共同建設の認定に関する通知」を共同で発表した。これにより、西南医科大学附属医院と重慶医科大学が四川省瀘州市に共同で建設する心代謝性疾患四川・重慶共同建設重点実験室などが第1陣として承認された。科技日報が伝えた。

 今回承認された重点実験室は、心代謝性疾患四川・重慶共同建設重点実験室、デジタル経済スマート・安全四川・重慶共同建設重点実験室、中医薬新薬創出四川・重慶共同建設重点実験室の3カ所で、科学技術イノベーション体制の重要な構成部分となる。心代謝性疾患四川・重慶共同建設重点実験室は、心代謝性疾患四川省重点実験室を活用し、研究方向として心代謝性疾患の川上にあたる代謝異常症、川下にあたる血管損傷に焦点を当て、心代謝性疾患の体系的な研究を行う。

 心代謝性疾患四川・重慶共同建設重点実験室の室長で、西南医科大学附属医院党委書記の徐勇教授は「心代謝性疾患とは、分かりやすく言えば高血圧、高脂血症、高血糖、およびそれにより生じる心血管疾患、脳卒中、糖尿病、腎臓病などで、中国人の死因で最も多い。2つの心代謝性疾患チームのリソースを共有することで、より多くの研究成果を生み出し、心代謝性疾患の基礎研究と臨床応用レベルを高め、心代謝性疾患の危険性を減らし、四川・重慶両地域の社会・経済の発展を促進する」と述べた。

 瀘州市科学技術・人材工作局の関係者によると、四川と重慶が重点実験室を共同建設するのは、イノベーションリソースを迅速に集約し、質の高い協同エリアと2都市経済圏の建設において重要な意義を持つ。双方は四川・重慶が共同実施する重点研究開発プロジェクトと国家地域イノベーション発展連合基金などを優先的に推薦し、実験室に対して重点的かつ優先的な支援を行う。

西南医科大学
重慶医科大学
 
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