2024年01月29日-01月31日
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中国のEV充電インフラ、2023年は前年比65%増

2024年01月31日

 中国国家エネルギー局によると、2023年末における中国の電気自動車(EV)充電インフラの総数が前年比65%増の859万6000本(カ所)だった。光明日報が伝えた。

 充電インフラの規模が拡大し、ネットワークの整備が加速している。中国国内6328カ所のサービスエリア(SA)に充電設備が設置され、SA全体の95%を占めている。北京市や上海市、河北省、安徽省などの15省・直轄市の高速道路ではすべてのSAで充電が可能となっている。

 広東省や広西チワン族自治区、海南省、江蘇省、湖北省などの12省・自治区・直轄市では、23年末時点で充電スタンドの「全県カバー」と充電ポールの「全郷カバー」を実現した。

 国家エネルギー局は農村部の充電設備の整備を推進している。また、新エネルギー車の移動蓄電装置としての調節能力を発揮させるため、国家発展・改革委員会や国家エネルギー局などは共同で「新エネ車と電力網の融合連携の強化に関する実施意見」を発表。自動車・電力網連携の実証実験の奨励や、技術開発、標準整備、電気料金、市場メカニズム最適化などの面で具体的な活動計画を打ち出した。

 
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