中国の国網杭州電力供給公司によると、浙江省杭州市北部に位置する天子嶺ごみ埋立場に同社が建設した太陽光発電・蓄電一体化プロジェクトの第1期がこのほど完成し、稼働した。同プロジェクトでは、今後20年間の総発電量3303万キロワット時(kWh)、年平均発電量165万1500kWhを見込んでおり、これは年間1141トンの二酸化炭素排出削減に相当する。科技日報が伝えた。
天子嶺埋立場は1991年に使用が始まり、2020年12月に埋立作業が終了。30年間で累計3000万トン近くの生活ごみを処理した。現地はここ数年、生態ガバナンスプロジェクトを実施しており、太陽光発電・蓄電一体化プロジェクトは、自家消費・余剰送電モデルを採用し、現地の生態回復にグリーンな電力を提供する。
第2期では太陽光発電所の発電設備容量4メガワット時(MWh)を予定しており、プロジェクト完成後、中国最大規模のごみ埋立場太陽光発電・蓄電一体化プロジェクトとなる。