中国北京市の南東郊外にある亦荘でこのほど、北京商業宇宙飛行産業高品質発展大会が開催された。大会では亦荘地区が2028年までに500億元(1元=約21円)規模の商業宇宙飛行産業クラスターを形成することが明らかになった。科技日報が伝えた。
大会では「北京市商業宇宙飛行の革新的発展加速行動案(2024-28年)」の説明が行われた。同案は、2028年までに北京市が再使用ロケットの軌道投入・回収・再打ち上げを実現し、低コストかつ高い信頼性の衛星・ロケット製品開発能力と大規模衛星群の構築・運営能力を形成することなどを打ち出した。他の計画としては、▽500社以上のハイテク企業、100社以上の「専精特新(専門化・精密化・特徴化・新規性)」企業、10社以上のユニコーン企業を誘致・育成する▽上場企業数を20社以上にする▽2カ所の特色産業集積エリアと複数の特色産業パークを完成させる▽北京商業宇宙飛行1000億元級産業クラスターを持続的に拡大する-ことが打ち出された。