2024年02月13日-02月16日
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西昌発射場、40年間で200回の打ち上げを達成

2024年02月13日

 中国のキャリアロケット「長征2号C」が3日、西昌衛星発射センターの西昌発射場から打ち上げられ、「吉利星座02組」衛星を予定の軌道に投入した。これは同発射場で行われた200回目の打ち上げとなった。新華社が伝えた。

 同発射場では、1984年4月8日に初めての打ち上げが行われ、キャリアロケット「長征3号」が試験通信衛星「東方紅2号」を宇宙に投入した。以後40年間にわたり、中国初の国際商業衛星「アジア1号」や中国初の北斗衛星、「嫦娥1号」など、数百基の衛星がここから宇宙・深宇宙に向かった。

 同発射場がある西昌衛星発射センターは1970年に建設され、主に地球同期軌道衛星などの宇宙打ち上げ任務を担当している。現在は、西昌発射場と文昌衛星発射場を管理しており、中国国内で衛星打ち上げ数が最も多く、対外開放が最も早く、打ち上げ軌道が最も高い打ち上げセンターとなっている。2022年11月12日に宇宙貨物船「天舟5号」の打ち上げが成功したことで同センターの打ち上げ完了回数が200回に達した。

 
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