シンガポール航空ショーが20日、チャンギ・エキシビション・センターで開幕した。今回は中国製商用機の「C919」2機と「ARJ21」3機が初めて登場。館内模型展示や屋外展示、飛行ショーなどで、中国の商用飛行機における成果を一般公開している。中央テレビニュースが伝えた。
展示館にある中国商用飛機公司の展示ブースは、最新塗装の「C919」「ARJ21」「C929」基本型の1/20スケール模型や、リージョナルジェット「ARJ21」、医療機、緊急救援指揮機、消火機、貨物機などの1/32スケール模型を展示している。屋外展示エリアでは、中国東方航空のC919旅客機、中原竜浩航空のARJ21貨物機、インドネシアの航空会社トランスヌサのARJ21旅客機が勢ぞろいした。航空ショーの期間中、C919とARJ21は飛行ショーを行う。
C919大型旅客機の座席数は158~192席、航続距離は4075~5555キロで、先進的な空力設計や推進システム、材料を採用し、炭素排出量がより少なく、より燃料効率が高くなっている。C919は2023年5月28日に初の商業飛行を終え、これまでに4機が引き渡されており、延べ11万人以上の旅客を輸送している。
ARJ21リージョナルジェットの座席数は78~97席、航続距離は2225~3700キロで、高温や高原にある空港で高い離着陸性能と耐横風性能を持つ。2016年6月に商用化されてから累計127機が引き渡され、延べ1100万人以上の旅客を輸送している。
シンガポール航空ショー2024は2月25日まで開催。50以上の国・地域から1000社以上が出展している。