2024年02月26日-02月29日
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1滴の水で6回発電! 長江のカスケード式発電所の累積発電量が3.5兆kWhに

2024年02月26日

 中国三峡集団によると、長江のカスケード式発電所6カ所の累計発電量が3兆5000億キロワット時(kWh)を上回った。中央テレビニュースが伝えた。

 長江本流にある烏東徳、白鶴灘、渓洛渡、向家壩、三峡、葛洲壩のカスケード式発電所6カ所は、世界最大規模のクリーンエネルギー回廊を構成しており、うち5カ所は世界トップ12の水力発電所に入っている。2023年末から現在まで、カスケード式発電所の1日当たりの発電量は最大約8億6000万kWh、最大ピーク調整量は3100万キロワット(kW)以上で、華中、華東、華南の各地域や四川省、雲南省、重慶市などにクリーン電力を持続的に供給している。

 このクリーンエネルギー回廊は1800kmに及び、計110基の水力発電機が設置されている。総発電設備容量は7169万5000kWで、中国の水力総発電設備容量の約17%を占めている。1滴の水を6回発電に使うことが可能で、クリーン電力を年間約3000億kWh生産し、3億人分以上の年間電力需要を満たしている。

 
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