中国航天科技集団は2月26日、「中国航天科学活動青書(2023年)」を発表した。青書によると、同社は今年、約100回の打ち上げを予定し、これまでの記録を更新しようとしている。人民日報が伝えた。
中国航天科技集団は今年、さまざまな重要任務の実施を計画している。宇宙ステーションが常態化運営モードに入ったことで、年内に宇宙貨物船2回、有人宇宙船の打ち上げ2回、帰還2回をそれぞれ行う。また、中継衛星「鵲橋2号」を打ち上げ、月の裏側と地球の中継通信を行い、探査機「嫦娥6号」を打ち上げ、世界初の月裏側南極のサンプルリターンを実現する。さらに、海洋塩分観測衛星を打ち上げ、高分解能・高精度の海洋塩分観測ができるようにし、「長征6号C」や「長征12号」などの新型キャリアロケットの打ち上げも実施する。