中国の宇宙ステーションに滞在している有人宇宙船「神舟17号」の湯洪波宇宙飛行士は、2月26日時点で宇宙滞在期間が215日に達し、中国で宇宙滞在期間が最も長い宇宙飛行士となった。新華社が伝えた。
湯氏は2021年6月17日に、聶海勝飛行士、劉伯明飛行士と有人宇宙船「神舟12号」で宇宙に入った。自身初の宇宙飛行の夢を叶えたとともに、「中国人が初めて自国の宇宙ステーションに入る」という歴史的な瞬間を経験した。彼らは同年9月17日に地球に帰還し、軌道上で3カ月間、計92日滞在した。
湯氏は23年10月26日に「神舟17号」クルーのコマンダー(船長)として「天宮」に戻り、中国で2回の宇宙飛行の間隔が最も短い宇宙飛行士となった。
湯氏と仲間の唐勝傑飛行士、江新林飛行士は2月26日現在、軌道上を123日間飛行している。これまでに1回目の船外活動を行い、宇宙貨物船「天舟7号」を迎え、数多くの科学実験と技術試験を実施した。また、宇宙で辰年の春節を過ごし、第3回「天宮画展」などを開催した。彼らの宇宙滞在期間は半分を過ぎたが、湯氏の滞在記録は更新が続いている。