中国湖南省長沙市で2月26日、超大直径シールドマシン「甬舟号」がラインオフした。浙江省寧波市と舟山市を結ぶ高速鉄道「甬舟鉄道」に建設される海底高速鉄道トンネル「金塘海底トンネル」の工事に使われる。科技日報が伝えた。
同トンネルは浙江省寧波市から舟山市に至る全長16.18キロで、うちシールドマシン区間は11.2キロ、最大埋設深さは78メートル。トンネルは10万トン級船舶が航行する金塘メイン航路の下を通過する必要があり、寧波側と舟山側から2台のシールドマシンを掘進させ、海底でドッキングする予定となっている。
「甬舟号」は中鉄十四局集団が鉄建重工集団と共同で開発したもので、全長135メートル、総重量4350トン。カッタービットの掘削直径は14.57メートルで、特製カッター308本が取り付けられている。
