中国天津市宝坻区でこのほど、区党委員会・区政府と北京中関村発展集団による「京津中関村サイエンスシティ発展フォーラムならびに重要プロジェクト調印式」が行われた。式典では天津市初のスマートコネクテッドカー実証実験ルートが発表され、同日、開通した。人民網が伝えた。
同ルートは北京-唐山都市間鉄道宝坻駅と京津中関村サイエンスシティを結ぶ全長11.3キロ。途中に中央公園、漁陽路、景苑街、建設路、北城西路の5つのステーションが設けられた。最高制限速度は時速70キロで、片道の所要時間はわずか18分。
同ルートでは統一標準のクラウド制御プラットフォームが構築され、スマートコネクテッド路線バスに対する連携センシング、連携意思決定、連携計画、リアルタイム管理を実現し、道路での突発的な事象にもリアルタイムで対応。自動運転下での歩行者や車両の感知、減速・回避、緊急停車、障害物迂回、車線変更、ステーションでの自動停車、路車協調などの機能を実現しており、今後の拡大やさらなる応用シーンでの利用もサポートする。
ルート内の19カ所の交差点では、状況に応じた信号制御の自動最適化と路線バスの優先通行を実現。これまでの「車が信号を待つ」から「信号が車を見る」へと進化し、通行に要する時間は47%短縮された。
サイエンスポータルチャイナ事務局が、中国の科学技術に関するニュース記事を人民網と共同通信の記事より選んで、日々届くフレッシュなニュースとしてお届けしています。
下記よりご覧ください。