2024年03月11日-03月15日
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中国初のEVスマート充電・バッテリー交換モデルエリアが完成

2024年03月11日

 中国国家電網によると、中国国内初の電気自動車(EV)スマート充電・バッテリー交換モデルエリアがこのほど、江蘇省に完成した。同エリアは充電インフラのソフト・ハードウェア高度化改造により、新エネルギー車、充電・バッテリー交換ステーション、都市電力網の効率的な連動を実現し、充電ポールの使用効率を向上させる。中央テレビニュースが伝えた。

 同エリアは江蘇省蘇州市、無錫市、常州市をカバーし、充電・バッテリー交換ステーション21カ所と充電ポール約300本を新設する。システムはスマートアルゴリズムにより、充電駐車スペースの状態や充電料金、待ち時間などの情報を総合的に判断した後、ドライバーに最適な充電プランを提示する。新エネ車のドライバーが携帯アプリで目的地や車の航続距離、バッテリー容量などの情報を入力すると、いつ、どこで充電するのが最も経済的で時短になるかが分かるようになる。試算によると、エリア内のドライバーの充電待ち時間が月平均50%近く短縮される。

 国網江蘇省電力有限公司マーケティング部市場処の阮文駿処長は「従来の充電方式では、充電の必要性が生じた場合にドライバーが自ら充電ポールを探していたが、当社が研究開発したスマート案内機能はドライバーの使用習慣、充電ステーションの待ち時間、充電サービス料金の優遇状況などに基づき、ドライバーに最適な充電プランを提示することができる。ドライバーが充電ルートを一つに絞る必要がなく、充電時間とコストが節約できる」と述べた。

 中国の新エネルギー車保有台数は2023年末時点で2000万台を突破した。23年に新たに登録された新エネルギー車は前年から38.76%増加した。この成長ペースで試算すると、25年末には保有台数が3500万台近くに達する見込みだ。モデルエリアの完成は、新エネ車ドライバーに対し、よりスマートかつ効率的で利便性の高い充電・バッテリー交換体験を提供することになる。

 
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