上海人工知能(AI)実験室は、国家気象センターや国家気象情報センター、南京信息工程大学、香港科技大学などの機関と共同で、AI天気予報大規模モデル「風烏」のアップグレード版を発表し、10km級の中期天気のモデリングと予報を行ったと明らかにした。新華社が伝えた。
「風烏」は2023年4月に、同実験室と中国科学技術大学、上海交通大学、南京信息工程大学、中国科学院大気物理研究所、上海中心気象台が共同で発表。10日以上の世界天気予報を実現した。
同実験室によると、研究者は「風烏」の予報解像度を0.25経緯度(25km×25km)から0.09経緯度(9km×9km)に向上させた。対応する地表面積は約81平方キロで、有効予報時間を10.75日から11.25日に拡大した。
同実験室首席科学者の欧陽万里氏は「全面的にアップグレードされた『風烏』は、4K高画質版のAI天気予報大規模モデルに相当する。同モデルはより精密かつ正確で効果的な天気予報の実現に貢献しており、地球科学などにおけるAI応用のポテンシャルを示している」と語った。
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