中国山東省莱州市から11キロ沖合の国家級海洋牧場モデル海域には、中国初の「洋上風力発電+海洋牧場」融合発展研究試験プロジェクトがある。国網莱州市電力供給公司によると、2024年1~2月における同プロジェクトの送電量は1億8485万キロワット時(kWh)で、年間送電量は10億kWhを突破する見込みだ。新華社が伝えた。
莱州「洋上風力発電+海洋牧場」プロジェクトは設備容量が304メガワット(MW)で、2023年3月にフル稼働を開始。同年の発電量は7億2978万kWhだった。同プロジェクトの年間発電量を10億kWhとして試算すると、1年間に標準炭消費30万トン、二酸化炭素排出量78万トン、二酸化硫黄排出量5700トン、窒素酸化物排出量8500トンが削減できるという。
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