中国が独自開発した300メガワット(MW)級Fクラス大型ガスタービンの試作1号機がこのほど、ラインオフした。中国が開発したガスタービンとしては、出力が最も大きく、技術レベルが最も高いものとなる。人民日報が伝えた。
大型ガスタービンはエネルギー分野のコア設備で、高温、高応力、高腐食の環境で長時間稼働できる。設計や製造、材料、テストなどの技術的課題が極めて多く、技術集積とシステム性能マッチングの難易度が極めて高い。
地上発電や電力網のピーク調整に広く用いられており、ガス作動温度に応じて、Eクラス(ガス作動温度約1200℃)、Fクラス(約1400℃)、G/Hクラス(約1500℃)、Jクラス(約1600℃)に分かれており、うちFクラスは現在稼働中の主流機種となっている。