2024年03月25日-03月29日
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渤海北中部で1億トン級油田を発見

2024年03月26日

 中国海洋石油集団(中国海油)は18日、「渤海北中部海域で再び1億トン級油田の発見があった。この『秦皇島27−3油田』の石油確認埋蔵量は1億400万トンで、同海域における石油・天然ガスの大きな発見は10年ぶりとなる」と発表した。新華社が伝えた。

 同油田は天津市から約200キロ離れた渤海北中部海域に位置し、平均水深は約25メートル。試験により、同油田の単一井の原油生産量は1日当たり約110トンであることが分かった。

 中国海油天津分公司の周家雄副総経理は、「今回の発見は渤海浅層岩石探査アプローチの新たな実践で、所在地の石臼坨隆起は渤海油田の早期探査位置の一つだ。研究者は掘削済み油田の資料と実験を結びつけ、沈積や地球化学などの基礎研究を行うことで、石油・天然ガスが蓄積する複雑な横ずれ断層帯を特定し、旧探査エリアで再び1億トン級油田の重大発見を実現した」と説明した。

 中国海油探査サブチーフエンジニアの徐長貴氏は、「同油田は2019年以降に渤海油田で発見された6カ所目の1億トン級油田だ。この発見は渤海の複雑な横ずれ断層帯における石油・天然ガス探査の高い将来性をさらに証明し、中国の海上油田の開発に大きな原動力を注ぐことになる」と述べた。

 
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