中国四川省成都市発展・改革委員会は21日、「ダブルカーボン(CO2排出量ピークアウトとカーボンニュートラル)」目標に向けた「成都市CO2排出量ピークアウト実施案」を発表した。この中でCO2排出量ピークアウト10大行動を打ち出し、各分野のグリーン・低炭素発展の方向性、主要目標、重点任務を明確化することで、CO2排出量ピークアウトを力強く効果的に行う。成都商報が伝えた。
同実施案によると、第14次五カ年計画(2021−25年)期間中、市全体の経済のグリーン・低炭素循環型発展レベルを効果的に向上させ、エネルギー消費構造の最適化によって重要なブレイクスルーを果たすとしている。石炭消費の割合を持続的に低下させ、グリーンエネルギーを中心とする新型電力システムの構築を加速させる。また、グリーン低炭素技術の研究開発と浸透により、重点業界のエネルギー利用効率を大幅に向上させ、グリーン・低炭素循環型発展にプラスとなる政策体制を整備していく。
さらに、25年までに非化石エネルギーの消費の割合を42%前後に向上させ、単位GDP当たりエネルギー消費量を20年比で14%削減し、単位GDP当たりCO2排出量を20年比で20%削減する。グリーン・低炭素を都市のシンボリックなブランドにし、CO2排出量ピークアウトの実現に向けて着実な基礎を固める。