2024年03月25日-03月29日
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北京初のカーボンマイナス実証建築物が公開

2024年03月29日

 中国北京市石景山区の首程時代センターでこのほど、2024低炭素建築産業フォーラムが行われ、同センターが北京初のカーボンマイナス建築物として初公開された。北京日報が伝えた。

 フォーラムの会場では、中国建築省エネルギー協会と北京グリーン取引所がカーボンマイナス実証建築物「ゼロエネルギー建築物認証(設計段階)」証書と「カーボンニュートラル」建築物証書をそれぞれ授与した。

 同センターのプロジェクトチームはカーボンマイナス建築標準を打ち出し、建築物本体の省エネルギー・排出削減、グリーンエネルギーの代替、炭素吸収量の増加を実現した。太陽光発電システムやスマート制御システム、高性能エンクロージャーシステムなどの技術を採用し、材料の生産、施工・建造、運用・メンテンスなどの各段階で、マイナス炭素排出とライフサイクル全体における低炭素実証を可能にしている。

 統計によると、プロジェクトの年間炭素削減量は96トン、年間炭素排出量は52トンとなっており、炭素ストックの差はマイナス43トンに達する。

 
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