2024年04月01日-04月05日
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中継衛星「鵲橋2号」、月接近時の減速に成功

2024年04月01日

 中国国家航天局によると、中継衛星「鵲橋2号」は北京時間3月25日、約112時間の飛行を経て月面から約440キロに達し、月接近時の減速を行い、約19分後に月周回軌道に入った。人民日報が伝えた。

 「鵲橋2号」は今後、月周回軌道で高度と傾斜角の調整を行い、24時間周期の月大楕円ミッション軌道に入り、月探査機「嫦娥4号」「嫦娥6号」との通信試験を行う。

 月接近時の減速は、月周回衛星の飛行過程で最も重要な軌道制御だ。衛星は月周回飛行を行うには、月に接近する際に「ブレーキ」をかけて、その相対速度が月の脱出速度を下回るようにすることで、月の重力に捕らえられる必要があるという。

 
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