2024年04月01日-04月05日
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海上深層石油・天然ガス探鉱井、1日当たりの試験生産量を更新

2024年04月02日

 中国海洋石油集団有限公司(中国海油)は3月25日、渤海の5000メートル以上の地層掘削で豊富な石油・天然ガス井を発見したと明らかにした。1日当たりの試験生産量は原油換算で約1400立方メートルとなっており、中国国内の海上深層石油・天然ガス探鉱井の日産記録を更新した。新華社が伝えた。

 探鉱井は渤海中部に位置し、炭化水素を豊富に含む渤海最大の陥没である「渤中陥没」に隣接している。火山岩貯留層で、試験生産量は原油が1日当たり855立方メートル、天然ガスが50万立方メートルで、原油に換算した場合約1400立方メートルとなる。

 渤海火山岩潜丘は分布範囲が広く、岩性の変化が速く、貯留層の均質性が低いという特徴を持つ。探査の難易度が高く、長年にわたり探査の「禁断地帯」とされてきた。中国海油の研究者はここ数年、岩性と岩相の予測方法を革新し続け、潜丘流体識別技術を独自開発し、生産量の多い石油・天然ガス井を発見した。

 中国海油の関係者によると、同井の掘削成功は海上超深層石油・天然ガス探査の新領域を切り開き、渤海隠性潜丘のポテンシャルを効果的に裏付けるもので、研究者が技術的自信をさらに深めたという。

 
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