移動通信関連の業界団体「GSMアソシエーション（GSMA）」の報告書によると、2024年末に中国のモバイル接続の半数以上が5Gを使用し、5G接続数が10億台に達する見込みとなっている。新華社が伝えた。
「中国モバイル経済発展2024」と題したこの報告書は、中国の5G接続数が24年末に10億台、30年には16億台に増えると予測。これは世界全体の約3分の1に相当する数字となる。
また、23年のモバイル市場は中国に約9700億ドル（1ドル＝約152円）の経済成長をもたらしており、この数字は30年までに1兆1000億ドルに増加すると指摘。このうち、5G市場が中国経済に貢献する額は約2600億ドルと試算している。
報告書によると、中国の現在のモバイル利用者数は12億8000万人で、15年比で2億9000万人増加した。また、モバイルネットワークの利用格差は15年の43％から16％に縮小した。