2024年04月01日-04月05日
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北京市、AI大規模モデルに計算能力3500PFLOPSを追加供給

2024年04月05日

 中国北京市海淀区でこのほど、北京データ基礎制度先行エリアが誕生し、先行エリアが同区に拡大した。発足式では新たに3500PFLOPS(ペタフロップス)の計算能力が配置されたことが明らかになった。大規模言語モデル企業に計算能力とデータを一体化したサービスを提供し、人工知能(AI)の重要要素の供給を強化する。新華網が伝えた。

 北京市は2023年11月に中国各地に先駆けてデータ基礎制度先行エリアの建設を開始。通州区台湖区域を中心とする68平方キロを受入先として、監督管理方法を模索・革新し、データ基礎制度総合改革テストケースおよびデータ要素集積エリアを構築してデジタル経済の質の高い発展を促進してきた。

 同市ではデジタルの新たな市場を開拓し、計算能力インフラの整備を急いでおり、これまでに1万2000PFLOPSの計算能力供給規模を形成している。

 中関村科学城管理委員会副主任で海淀区副区長の唐超氏は、「北京市海淀区は人材、資源、エコシステムなどの優位性に立脚し、AI産業先進地の建設に取り組んでいる。大規模言語モデルや汎用AI発展のイノベーションエコシステムを構築しつつ、スマート計算能力やデータ集積、ソフトウェアサポートを強化し、開放と協同のイノベーション応用エコシステムを構築する。現在、スマート計算能力プラットフォームの建設を加速させており、天津市・河北省・内モンゴル自治区などの北京周辺地域と緊密に連動する一体化スマート計算ネットワークを形成し、各種イノベーション主体に質の高い計算能力のオープンサービスを提供する」と語った。

 北京市は今年、公共スマート計算能力を新たに8000PFLOPS追加し、計算能力を求めるAI企業に迅速な支援を届けるとしている。産業発展の需要に合わせてさらに拡大し、年内に1万PFLOPSの計算能力を構築し、大規模計算能力クラスターを形成する計画だ。

 
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