物質材料のミクロ構造を探る「スーパー顕微鏡」である中国核破砕中性子源の2期プロジェクトがこのほど3月30日、広東省東莞市で着工した。1期プロジェクトは2018年に国の検収に合格して稼働しており、登録ユーザーがすでに6000人を超え、1500件以上のタスクを実施している。航空・宇宙重要部品やリチウムイオン電池、希土類磁性、新型高温超伝導など、重点分野で複数の科学技術イノベーションの成果を上げている。新華社が伝えた。
2期プロジェクトの工期は5年9カ月を予定している。中性子スペクトロメーターの数を20台に増やし、加速器のターゲットビーム出力設計指標を100キロワット（kW）から500kWに高める。これにより、実験時間を効果的に短縮し、実験の分解能をさらに高め、より小さなサンプルを測定し、より高速な運動過程を捕捉できるようになる。