中継衛星「鵲橋2号」のミッションが成功　地球と月の写真を公開

2024年04月17日

　中国国家航天局によると、中継衛星「鵲橋2号」は軌道上での相互通信試験に成功した。評価の結果、中継衛星プラットフォームとペイロードは正常に作動し、機能と性能がミッションの要件を満たしており、月探査4期以降の中国内外の月探査ミッションに対し、中継通信サービスが提供できるようになった。人民日報が伝えた。

「鵲橋2号」は3月20日に打ち上げられた後、途中の修正や月接近時の減速、月周回軌道制御を経て、4月2日に計画通りに24時間周期の月周回大楕円使命軌道に入った。6日には月の裏側で探査ミッションを実施している月探査機「嫦娥4号」との相互通信試験を行った。そして8、9両日に月探査機「嫦娥6号」（地上状態）との相互通信試験を行った。

　同時に打ち上げられた通信技術試験衛星「天都1号」「天都2号」は3月29日に月周回使命軌道に入り、4月3日に2基の分離に成功し、現在は一連の通信技術検証を実施している。

「鵲橋2号」は今後計画に基づき、「嫦娥4号」および間もなく打ち上げられる「嫦娥6号」ミッションに中継通信サービスを提供するとともに、科学探査を実施する。

「天都2号」が4月8日に撮影した月（手前の大きい天体）と地球（中央の小さい天体）。

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