2024年04月22日-04月30日
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中国、ジュネーブ国際発明展で70件の金賞を受賞

2024年04月25日

 スイスのジュネーブで5日間にわたり開かれた第49回ジュネーブ国際発明展が21日、閉幕した。中国の代表団は197件の発明を出展し、70件が金賞、97件が銀賞を受賞した。新華社が伝えた。

 中国科学技術大学地球・空間科学学院の「大気マルチパラメータ観測光量子レーザーレーダー」プロジェクトは、金賞とともに、今回の発明展の特別賞の一つである「ジュネーブ共和国・州政府賞」を受賞した。同プロジェクトは3000メートルの観測半径内の二酸化炭素濃度、エアロゲル濃度、大気風速場の高精度観測を同時に行い、気象・環境保護分野のデジタル化・細分化水準を大幅に高める。

 中国電力科学研究院は電力系統の発電・送電・配電・利用に関するプロジェクト6件を出展し、金賞5件と銀賞1件を受賞した。

 天津(浜海)人工知能イノベーションセンターが開発した特別用途の音声・動画融合スマートイヤホンは金賞と特別賞を受賞した。この発明は静寂や高騒音といった特殊作業環境における音声のやり取りの需要を満たし、幅広い応用の見通しがある。

 1973年に創設されたジュネーブ国際発明展は、世界で歴史が最も長く、規模が最も大きい発明展の一つ。今年は世界各地から集まった1000件以上の発明が展示された。

 
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