中国有人宇宙プロジェクトの報道官を務める同プロジェクト弁公室の林西強副主任は4月24日、有人宇宙船「神舟18号」に関する記者会見で、中国の宇宙ステーションがこれまで、軌道上で130以上の科学研究・応用プロジェクトを実施したと明らかにした。新華社が伝えた。
宇宙ステーションを建設し、長期間にわたり宇宙飛行士が滞在し、大規模な宇宙科学実験・技術試験を実施することは、宇宙科学、宇宙技術、宇宙応用の全面的な発展を大きく促し、関連産業の技術進歩を拡大、牽引する。
林氏は「神舟12号から16号までの有人飛行ミッションで、300点以上の科学実験サンプルを地上に送った。中国内外の500以上の科学研究機関が研究に参加し、宇宙生命科学や宇宙医学、宇宙材料科学、微小重力流体物理などの分野で重要な成果を上げており、世界の一流学術誌に280本以上の論文を掲載した」と説明した。
林氏はさらに「全体的に見ると、これらの宇宙実験と、サンプルが地上に送られた後の科学研究が持続的な成果を上げており、今後、より重要な科学技術・経済効果を発揮するようになる」と述べた。