中国海南省海口甲子空港を離陸した大型ドローンが4月24日、3時間かけて広東珠海蓮洲空港に到着した。ドローンには稚エビが積まれており、ドローンによる両地域間の公共財の海上横断飛行が今回初めて実現した。科技日報が伝えた。
今回の輸送は海南省による高付加価値農水産物の海上横断物流を模索する試みであり、両地域の「低空経済(低空域飛行活動による経済形態)」の発展に対して推進的役割を果たすことになる。
今回の飛行を担当したのは航天時代飛鵬公司のFP-98大型固定翼ドローンで、北斗3号総合管理プラットフォームが搭載された。FP-98は中国初の大型ドローン輸送機で、輸送や緊急空中投下、通信中継などのシーンで活用でき、都市間や遠隔地の物流輸送で大幅な効率化が期待できる。