有人潜水船「奮闘者号」、7回の深海潜水作業を実施
2024年05月10日
中国科学院深海科学・工程研究所は5日、「当研究所の科学調査船『探索2号』の直近14日間の航行で、科学調査隊は有人潜水船『奮闘者号』による深海潜水作業を5日間で7回実施した。うち2回の作業水深は7700メートルを超え、最深7735.9メートルに到達した。その過程でさらに、水深7700メートル以下の深海で鯨骨生物群集システム進化の観測を行う深海着陸器の回収に成功した」と明らかにした。中国新聞網が伝えた。
今回、回収に成功した深海設備は6種類。うち深淵級海底原位置科学実験ステーションは深淵海底滞在期間が115日に達した。また中国製全水深マルチビーム測量システムのアップグレード後の性能検証と、1カ所の海水採取作業を行った。今回は多金属団塊サンプルを64点、岩石サンプルを4点、短柱状堆積物を63点、海水サンプルを270リットル採取した。
「探索2号」が「奮闘者号」の水上支援母船として遠洋科学調査作業を行うのは今回が初めて。
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