2024年05月13日-05月17日
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チョモランマに初の5G-A基地局開設

2024年05月13日

 中国移動(チャイナモバイル)西蔵(チベット)公司はこのほど、チョモランマ(エベレスト)エリアに初めて5G-A(5G-Advanced)基地局を開設した。5G-Aネットワークはチョモランマ風景区の観光、登山、科学調査、環境保護などの活動に対し、より強力なネットワーク支援を提供する。中国新聞網が伝えた。

 5G-Aはインターネット産業の3D化、クラウド化、万物のインターネット(IoE)スマート化、通信感知一体化などの産業デジタル化・高度化をサポートする重要技術である。中国移動は2020年4月に初めてチョモランマ山頂で5G通信の提供を開始した。これは現在、世界で標高が最も高い5G基地局となっている。

 今回の基地局開設により、高画質クラウドライブ配信やXR(クロスリアリティ、仮想現実や拡張現実、複合現実MRの総称)などの文化観光シーンを全面的にサポートし、観光地の新興ビジネスや観光客の多様化したニーズに対応できるようになる。観光客は5G-Aネットワークを通じ、ビデオ通話の利用や高画質動画の視聴ができるようになる。ライブ配信者はリアルタイムで素材をアップでき、配信がよりスムーズになる。風景区の職員はモニタリングデータをリアルタイムでアップし、野生動植物の保護・研究を効果的に行えるようになる。登山家はより信頼性の高い緊急救援通信を確保できるようになる。

 中国移動はチョモランマ国家レベル自然保護区で、5G-AのRedCap(5G軽量化)技術と太陽光発電を利用して、厳しい自然条件エリアに動画監視カメラを設置した。今後はAI(人工知能)画像処理技術を結び付け、管理ステーション職員の日常的な巡回点検とリアルタイム異常検知をサポートし、作業効率を向上させる。

 
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