中国の西昌衛星発射センターで9日、中軌道ブロードバンド通信衛星「智慧天網1号01星」を搭載したキャリアロケット「長征3号B」の打ち上げが行われた。衛星は予定の軌道に投入され、打ち上げは成功した。新華社が伝えた。
「智慧天網」は清華大学が独自に打ち出した中軌道汎同期軌道宇宙ネットワークソリューションで、中軌道ブロードバンド通信ネットワーク衛星8基を1群として高度2万キロの軌道上に配置し、世界をカバーする通信衛星ネットワークを構築する。需要に応じて16星(2群)や32星(4群)などのカバーネットワークへの拡張も可能となっている。
衛星コンステレーションは完成後、世界をカバーする個別化ブロードバンドネットワークを実現するとともに、高・低軌道衛星インターネットと共同で、宇宙・空・地上一体化6Gネットワークを構築する。