中国の人工衛星メーカー、銀河航天公司は21日、新世代通信衛星の研究開発を進めていると明らかにした。将来的にスマホと衛星が直接通信するブロードバンド通信に対応する。科技日報が報じた。
同社創業者の徐鳴董事長兼最高経営責任者(CEO)は同日、重慶市で開かれた「第1回明月湖航空宇宙情報産業国際エコシステムイベント」で、「新たに開発を進めている衛星の外観は『空飛ぶ絨毯』のようで、表面に通信可能なアンテナや、衛星のエネルギー源となるソーラーパネルが搭載されている。フェーズドアレイレーダーと太陽電池パドルが一体となった通信衛星で、その需要技術は『翼陣合一』と呼ばれている」と説明した。
アンテナは、衛星通信システムで最も重要な部分で、電波の送受信の質を左右する。大型アンテナを使用することで、電波の送受信のゲインが高まり、通信の質も高まる。「翼陣合一」が採用された衛星は、アンテナの面積が巨大であるとともに、強力なエネルギー源システムも備えており、電波の出力機能が非常に高くなっている。
サイエンスポータルチャイナ事務局が、中国の科学技術に関するニュース記事を人民網と共同通信の記事より選んで、日々届くフレッシュなニュースとしてお届けしています。
下記よりご覧ください。