中国最大の液化天然ガス(LNG)船建造プロジェクトである、中海油(中国海洋石油集団有限公司)LNG船プロジェクト1隻目の「緑能瀛号」が15日、上海市長興島で引き渡された。これは中国の大型LNG運搬船の建造が新たな進展を遂げたことを示している。中央テレビニュースが伝えた。
同船の全長は299メートル、幅は46.4メートルで、甲板の面積は標準的なサッカーコート3面分に相当し、17億4000万立方メートルのLNGを積載でき、700万世帯分の1カ月の電力需要を満たす。
中国船舶集団滬東中華の翁紅兵総経理は「同船は前世代から1500トン以上の軽量化を実現し、燃費がさらに向上した。1日の航海で炭素排出量が10トン以上削減され、1航海当たりのLNG積載量が800立方メートル増える」と語った。
「海上を移動する浮体式タンク」としてのLNG運搬船は、LNG貿易の柔軟性と産業の規模化・一体化を実現する重要インフラで、LNG産業チェーンの安全で継続的な運用を保証する。中海油LNG運搬船プロジェクト1期では17億4000万立方メートルのLNG運搬船を6隻建造する。
画像は人民網日本語版(CCTV提供)より