重さ5200トンのシールドマシンがラインオフ
2024年05月24日
高さ17.5メートル、長さ163メートル、重さ5200トンの「鋼鉄の巨獣」が19日、済南重工集団の敷地に現れた。これは済南都市建設集団、中鉄十四局集団、済南重工集団、海瑞克集団が共同開発した超大直径シールドマシン「山河号」で、世界で現在建設が進んでいるものの中で、最大径のスラリーバランスシールドマシンだ。科技日報が伝えた。
山河号は済南市の黄崗路黄河横断トンネルの建設に使用される。
中鉄十四局の同プロジェクト責任者である周祥氏は「山河号は黄河の下を横断する。シールドマシンは黄河の下で、重なり合った地層が局所的に混ざり合ったシルト質粘土を長距離にわたり掘進する必要がある。最深部の土の厚さは49.2メートルで、最大水圧・土圧は6.3パスカル（爪サイズの面積で6.3kgの重量を受けるのに相当）。これはカッターの耐摩性とメイン動力の密封性・防水性に対する要求が極めて高い」と説明した。
薛永超氏は「山河号は掘削断面が広く、直径は17.5メートルで6階建てのビルに相当する。1度に2メートル掘進し、480立方メートルの土を掘り出す。また、シールドマシンには306個のカッターを持つ帯圧複合型カッターヘッドが搭載され、うち57個には歯車切り替え機能があり、変化の激しい地層における作業性能を最適化できる。遠隔監視・制御や事前警報を出すことも可能だ」と語った。
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