自動運転技術を手がける文遠知行(WeRid)によると、同社は中国広東省広州市政府が発行するリモートテスト(無人)営業許可証と貨物積載テスト営業許可証を取得した。環球網が伝えた。
今回のテスト範囲には、広州市の白雲区、花都区、番禺区、黄埔区、南沙区、海珠区と南沙全域が含まれる。テスト道路は計797本で、双方向の総走行距離は3247キロに達する。これは中国で初めて都市の公道で行われるレベル4自動運転トラックの完全無人リモートテストで、中国初の全天候型自動運転トラックの貨物積載テストでもある。
文遠トラックは中国初のレベル4自動運転トラックとして、江鈴軽客BEVモデルをベースに研究開発されたもので、死角のない360度感知能力を持ち、完全冗長シャーシとスマート運転システムを備え、さまざまな天候や時間の条件下で、都市中心部や村、高速道路など複数のシーンで安定的に走行できる。