2024年06月03日-06月07日
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専門家「今後3年間は6G研究の重要な時期に」

2024年06月05日

 復旦大学情報科学・工程学院の遅楠教授は、このほど開かれた第58回復旦大学創立記念科学報告会で、「我々はスマート、高速、ユビキタスの時代に向かって進んでいる。今後3年間は6G研究にとって重要な時期だ」と指摘した。中国新聞網が伝えた。

 報告会では、同大学の人文・社会・理系・工学系・医学系の5人の学者が学術報告を行い、聴衆と交流した。

 6Gは低・中・高軌道衛星網を含む、世界の広い範囲をカバーする「空・宇宙・地上・海一体化」3次元立体ネットワークを構築し、人類社会に革命的な変化をもたらす。遅氏は「5Gはすでに各国の主流通信技術になったが、6G技術の研究と計画も新たな段階に入っており、今後3年間は6G研究の重要な時期になる」との見方を示した。

 遅氏は「6Gは『六角形の戦士』に例えることができる。これは6Gが速度向上だけでなく、通信技術の全面的なイノベーションにもなり、人類社会の超高速、超低遅延、超高データ密度、スマートインターネットの需要を満たすことも意味する。テラヘルツや可視光域をさらに活性化し、6G光とワイヤレスの交差融合を構築する必要がある。またAI(人工知能)を応用し、通信とAIの融合を実現する必要もある」と述べた。

復旦大学
 
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