中国海南省の海南商業宇宙発射場でこのほど、2号作業スペースが竣工した。これは中国初の液体汎用型発射作業スペースで、今回初めてその全貌を見せた。科技日報が伝えた。
作業スペースは2022年10月に着工。海南国際商業宇宙発射有限公司党委員会兼董事長の楊天梁氏は「打ち上げ作業スペースの完成は、当社の宇宙打ち上げプラットフォーム技術における重要なブレイクスルーであるとともに、中国の宇宙テクノロジーの先進水準も示している」と述べた。これにより、発射場がほぼ完成し、2つの作業スペースによる打ち上げ能力を備えたこととなる。
作業スペースは革新的な「3平」急速打ち上げモデルを採用。打ち上げ効率を大幅に高め、打ち上げ準備時間も大幅に短縮する。
2号打ち上げ作業スペースの竣工に伴い、海南商業宇宙発射場は年間打ち上げ計画に基づき、CZ-8AとCZ-12ロケットを現場に移し、システム全体の合同訓練段階に移り、年間初の打ち上げ任務を開始する。
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