2024年06月10日-06月14日
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珠江口盆地でFPSO「海葵1号」の海上設置が完了

2024年06月14日

 中国の珠江口盆地流花油田で10日、円筒型浮体式生産貯蔵積出設備(FPSO)「海葵1号」の海上設置が完了し、深水油田二次開発プロジェクトの年内生産開始に向けた基礎を固めた。人民日報が伝えた。

 海葵1号は約60万個の部品でから成り、総重量は3万7000トンに達し、高さは30階建てビルに相当する。所在海域は水深約324メートルで、風向きの変化が激しく、波が頻繁に発生する。

 プロジェクトチームはこの巨大な設備を深水に安定的に据え付け、海上で15年連続で稼働させるために、12本のアンカーレッグを3組(各4本)に分け、マルチポイント係留法で設置を行った。これにより、北東、南東、北西の3方向から安定した係留力を提供し、超大型台風にも耐えられる。

 海油工程流花油田総請負プロジェクトサブゼネラルマネージャーの王輝氏は「プロジェクトチームは3000メートル級深水多機能作業船を使い、水中と水面の測位システムを利用し、デジタル化3Dシミュレーションにより海上作業の効率的な遂行を確保した。作業効率は世界トップレベルに達した」と説明した。

 
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