中国海洋石油集団によると、中国が独自に設計・建造したアジア初の「海上石油・ガス処理工場」である「海葵1号」が、中国海油青島国際化先端設備製造拠点から出港した。中国初の深水油田二次開発プロジェクトの年内稼働に向けた基礎を固める。科技日報が伝えた。
海葵1号は原油の生産、貯蔵、積出などの機能を一体化したもので、世界で初めて海洋一体化モニタリングシステム、データ統合プラットフォーム、機械設備健康管理システムなど複数のシステムを集積した「デジタル・スマート化」円筒型浮体式生産貯蔵積出設備(FPSO)だ。船体と上部機能モジュールを含むFPSOは、60万点近くの部品で構成され、最大原油貯蔵量は6万トンとなっている。100年に1度の厳しい海況に耐えられるよう設計されており、設計寿命は30年で、ドックに戻らず海上で15年連続で稼働できる。
サイエンスポータルチャイナ事務局が、中国の科学技術に関するニュース記事を人民網と共同通信の記事より選んで、日々届くフレッシュなニュースとしてお届けしています。
下記よりご覧ください。