中国のデジタル技術、タイのドリアン栽培を支援

2024年06月18日

　タイは世界の主要なドリアン生産・輸出国の一つで、毎年数多くのドリアンを中国に輸出している。中国農業農村部（省）対外経済協力センターは2023年からタイでスマート農場一体化発展計画を始め、タイで試験的なスマート果樹園を開始した。果樹園の生産、産業チェーン、製品マーケティングのデジタル開発を推進し、農産物の品質を高め、現地の農業の生産効率と利益率を向上させるもので、その試験的製品として対中輸出の高いポテンシャルと価値を持つドリアンが選ばれた。新華社が伝えた。

　タイ国内のとあるドリアン果樹園では中国のIoT（モノのインターネット）設備が、気象、水位、土壌水分モニタリングなど、ドリアンの科学的な栽培と果実の品質向上に必要なデータを提供している。

　同センターはタイ産ドリアンの中国市場開拓を支援するため、淘天集団と協力して果物販売をインターネットやニューリテールと結びつけ、オンライン販売ルートを切り開き、ライブ配信スタジオを開設してライブ配信を行っている。

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