中国浙江省杭州市でこのほど、新たに100台の新エネルギータクシーが引き渡された。浙江在線が伝えた。
杭州市交通運輸局が策定した「流し営業タクシー分野の車両電動化推進・拡大に関する杭州市の実施意見」によると、2022年以降、杭州の市街地で流しタクシーを新規導入・更新する場合は新エネ電気自動車(BEV)にしなければならず、その車両は「杭州市流し営業タクシー車両技術基準」を満たす必要がある。杭州市では、街中を走行するガソリンタクシーのBEVへの切り替えが推奨されている。
20年以上の運転経験を持つタクシードライバーの欧陽さんは「古い車だとフル充電に1時間10分かかるが、新型車は1時間だけだ。私たちにとってこの10分は非常に重要だ」と満足げに語った。
22年に流し営業タクシーのガソリン車からBEVへの切り替えが始まってから、杭州市の流し営業タクシー1万4000台余りのうち累計8000台以上が切り替えられた。うち上城区、西湖区、拱墅区、浜江区は6500台以上となっている。
計画によると、杭州市は2027年までに中心市街地(城区、西湖区、拱墅区、浜江区)内の1万1000台以上の流し営業タクシーをガソリン車からBEVに切り替える。